カテゴリ:暮らし・daily life( 19 )

2010年にノーベル文学賞を受賞したマリオ・バルガス・リョサの講演を、
ただで聞けるという、もう二度とないであろう機会を、
あと一歩、というところで逃しました。

そりゃあ、事前予約が必要ですよね。
そして、そりゃあスペイン語ですよね。
英語だと思ってた自分が恥ずかしいです。
同時通訳機が足りないと。ああ、そうですか。
なんとかしてくれとか、そこまで図々しいことは、ええ。
さすがに。

すごすごと、でもそこそこ図々しく、会場にもぐりこんだものの、
「あ、この単語は英語と一緒だ!」くらいしか内容がわからない上に、
ライブの映像という観賞環境で、1時間を潰すほどに、
お前はリョサのファンなのか、と自問した結果、
違うよなーと、結論し、はじまる前に出てきてしまいました。
大ファンの、池澤夏樹さんとすれ違ったような気がするだけで、十分です。
気がするだけですが。
確認して、サインもらっとけばよかった、とちょっと思うくらい、
好きなんです、っていう気持ちがもう暑苦しいですね。

講演の題名は『文学への情熱ともうひとつの現実の創造』。

ラテンアメリカという混沌を、文学によって捉えたというリョサの思想を、
ぜひ聞いてみたかったけれど、作品から学ぶことにします。

記念フェアもやっていることだし。

大学時代、スタディーツアーで訪れたエルサルバドルで、
ラテンアメリカは世界の縮図だと感じたことを、思い出します。

内戦で息子5人を失った体験を語ってくれた老人の、
強くにぎられた拳。
悲しみに固まってしまった様だった皺だらけの顔は、
話終えると優しくほぐれ、
「息子を失ってしまったので、あなた達の様に若い人が来てくれると本当に嬉しい」
と、腕を広げて歓待してくれたのでした。
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by m_mw | 2011-06-23 01:05 | 暮らし・daily life

復活

4月末から続いていた咳がようやく収束。
どんよりした天気に抗する余力が出てきたように感じます。

近所のクリニックの医師と「薬はあまり使いたくない。授乳もあるし。」と相談して、吸入のみで対処していたら、途中から激化。結核やら百日咳やらを疑ったものの、最終的には薬を8種類くらい処方してもらって、2日間飲んだら、あっという間に収束しました。薬はすごい。でもまだ肋骨が痛みます。

それにしても、セカンドオピニオンを聞きに行った呼吸器専門の外来で、咳をしているのに、聴診器も当てず、話も聞かず、レントゲンの画像だけで、「肋骨の痛みは、筋肉痛」とだけ診断されたのは、納得がいかなかったな。当然咳の原因を聞きに来てるわけで。でも、小児科で娘の診察も掛け持ちしてたので、すでに頭と体力が限界で、「はあ、そうですか。」と、出て来てしまったのが悔やまれます。

専門家から常に必要とする専門知(この場合専門家としての態度も含むexpertise)を得られるわけではない、というよくある経験。
専門性を標榜していても、必要を満たせなければ専門家として承認するわけにはいかないので、また咳が出たら、あっちよりこっちに行こうと、心密かに決めました。

原因は突き止められなかったけど、相談に乗ってくれて、結果的に治してくれたし。
消費者は、わがままで厳しい。
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by m_mw | 2011-06-21 10:17 | 暮らし・daily life

monday blue

さて仕事、となるまでの時間を、短縮したい。

雑事にとらわれる凡人故に。
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by m_mw | 2011-05-23 15:00 | 暮らし・daily life

コモンズ

あっちでは書き物に悩み

こっちではイベントの相談をし

そっちでは就活セミナーがあり

またこっちでは英会話教室

そんな中の方がなぜかはかどる
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by m_mw | 2011-05-16 10:10 | 暮らし・daily life

傾聴

「久しぶりに会いたいな」

と言う友達に

母校まで会いにいった日曜日。

「ああ、ここで、こんなことに気付いたっけ」

ふとした瞬間に、心に小さな変化をおこした場所さえ、覚えている。

特別な時間を過ごしたキャンパスを、ゆっくりと歩いた。

特別なあの時間から抜け出すのに、私たちは多かれ少なかれ苦しんでいる。

「あなたがたは世の塩である。」

と、言われて、送り出されてはみたものの。

傾聴の上手な彼女を、傾聴することが、うまくできなかった。

後は、祈ることしかできない。

生き延びろ、生き延びろ、生き延びろ。
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by m_mw | 2011-05-15 10:12 | 暮らし・daily life
毎晩、添い寝している。
寝ている顔は私に似ている。
起きている顔も私に似ているらしく、
「あなた一人で作ったみたい。」
と通りすがりのおばあちゃんに言われたこともあって、
それはちょっと激しく否定したかった。
なぜだろう。

さてそんな娘が、二日ほど前の晩どばどばっと吐いた。
育児書などには「噴水のように吐くのが続く時は病院へ」と書いてあるのだけど、
本当に、赤ん坊は噴水のように吐きます。
時には、目の前の母親目がけて。
吐いたことに自分でびっくりして、
「あ」
と、開けた口から吐き出された第二弾も母親を直撃。

あ〜また深夜の病院か〜。
と、思いながら顔を洗える余裕は、母親の成長の証。
一度目は泣きそうになりながら病院に駆け込んだっけ。
結局、吐くのが続かなかったので、翌朝一番に病院に行って、
「ウイルス性胃腸炎」ということになりました。

お医者さん曰く。

「まあ、でも、こんなに元気だったら全然心配いらないよ。」

それでも二日間、休園を命じられ、母も一緒にお休みさせて頂きました。
おかげで心身共に快調に。

元気もりもりな娘に感謝。
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by m_mw | 2011-05-13 12:14 | 暮らし・daily life

The Royal Wedding

まあ、好きな方なので、ライブ中継はやはり見てしまうのでした。
You TubeにThe Royal Channel が特設されるなど、中継をネット上で見れてしまうのが21世紀的。
世界中からコメントを寄せられるようになっているサイトもあったのですが、
そうした機能をどのように利用するかは、個人の自由であって、
善意と良識ばかりを期待するわけにもいかないようでした。

それにしても、今回気が付いたことは、他人の結婚式を心から楽しむには、
自分は年をとりすぎているようだ、ということでした。
結婚式ほど、家族模様が見えてしまう場はありません。
(たとえば映画『レイチェルの結婚』が描くように。)
時代が変わろうとも、家族が愛憎入り乱れる葛藤の場であることには変わりがない。
多分、国境を超えて、西洋近代的家族像を受容した国であればどこでも、
似たような家族の葛藤を、見ることができるのではないでしょうか。
それを知りながら、結婚式を楽しむには、まだ少し乗り越えられないものがあるようです。

それから、異なる階級、民族、ジェンダーの人々が教会に集うのを目の当たりにしながら、今回感じたもうひとつのことは、「寛大さ」こそが、西洋近代的な価値観の鍵なのではないかということです。
過ちを許すこと。多様性を認めること。
それを人の徳の基礎とする道徳的価値規範が、成員の多様化を必然の帰結とする、発展と拡大の思想を、支えているのではないか。

過ちや異質性に過敏に反応しすぎる、かつて鎖国を経験した国の風潮は、逆の思想、すなわち鎖国の思想を、温存させているのやもしれません。

あ、言い忘れるところだった。
ごくごく個人的な経験としては、結婚は、ひとつの奇跡です。
だから、ごくごく個人的に、おめでとうございます。
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by m_mw | 2011-05-01 05:35 | 暮らし・daily life

保育園にて

保育園は小さな劇場だ。
空間、小道具、発声方法、時間。。。
保育士が、それらを駆使して、
欲求の固まりである子どもたちの日常を回転させる場。
そこへ、授乳のために登場する母親(私)は、
その回転に一時の乱れを生じさせる、言わば侵入者だ。

というわけで、今日も、泣かれてしまった。
我が子にではなく、他の子に。

言語という意味においても、共有された身体表現という意味においても、
「ことば」を持たない0歳児であっても、全身を使って表現することができる。
追いかけて、しがみついて、泣いて。

「私も!」「私も!」「私も!」「どうしてだめなの?」

と、私には聞こえる。

広げられた手を、拒否することはできないから、抱きとめる。
まだ歩けない我が子が、保育士の腕の中で複雑な顔をして、
私を見ている。
控えめに、手を伸ばしている。

保育園という劇場で、
「母」という役をうまく演じられるようになるには、
まだもう少し、かかりそうだ。
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by m_mw | 2011-04-27 22:53 | 暮らし・daily life

明日はゼミ

13:00 〜 学振・科研費 申請検討会 (F1 会議室)
14:45 〜 17:30ゼミ ・ 輪読セミナー (ラーニングスタジオ2 BF2)
輪読文献:Susan Schneider (Editor), Science Fiction and Philosophy: From TimeTravel to Superintelligence_. Wiley-Blackwell (2009).

両方で発表。
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by m_mw | 2011-04-27 22:28 | 暮らし・daily life