The Royal Wedding

まあ、好きな方なので、ライブ中継はやはり見てしまうのでした。
You TubeにThe Royal Channel が特設されるなど、中継をネット上で見れてしまうのが21世紀的。
世界中からコメントを寄せられるようになっているサイトもあったのですが、
そうした機能をどのように利用するかは、個人の自由であって、
善意と良識ばかりを期待するわけにもいかないようでした。

それにしても、今回気が付いたことは、他人の結婚式を心から楽しむには、
自分は年をとりすぎているようだ、ということでした。
結婚式ほど、家族模様が見えてしまう場はありません。
(たとえば映画『レイチェルの結婚』が描くように。)
時代が変わろうとも、家族が愛憎入り乱れる葛藤の場であることには変わりがない。
多分、国境を超えて、西洋近代的家族像を受容した国であればどこでも、
似たような家族の葛藤を、見ることができるのではないでしょうか。
それを知りながら、結婚式を楽しむには、まだ少し乗り越えられないものがあるようです。

それから、異なる階級、民族、ジェンダーの人々が教会に集うのを目の当たりにしながら、今回感じたもうひとつのことは、「寛大さ」こそが、西洋近代的な価値観の鍵なのではないかということです。
過ちを許すこと。多様性を認めること。
それを人の徳の基礎とする道徳的価値規範が、成員の多様化を必然の帰結とする、発展と拡大の思想を、支えているのではないか。

過ちや異質性に過敏に反応しすぎる、かつて鎖国を経験した国の風潮は、逆の思想、すなわち鎖国の思想を、温存させているのやもしれません。

あ、言い忘れるところだった。
ごくごく個人的な経験としては、結婚は、ひとつの奇跡です。
だから、ごくごく個人的に、おめでとうございます。
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by m_mw | 2011-05-01 05:35 | 暮らし・daily life